

現場にある困りごとや課題を、そこで働く人たちが見つけ出し、重力などの自然エネルギーや、歯車やてこの原理などの簡単な機構・仕組みを用いて、環境負荷を少なくローコストに改善するもの。これが「からくり改善」です。
本記事では、さまざまな事例をもとに「からくり改善」の今後の可能性について考えていきます。
「からくり改善」で動力を生み出す?!
「からくり改善」の動力は、重力や人の力、もしくは現場にすでにある動力を流用することが多く、環境負荷が少ないローコストな改善ですが、ときに電気やエアーと組み合わせることも有用です。
今回は、からくり改善が一堂に会する「からくり改善くふう展」に出展された事例のなかから、環境負荷が少なくローコストな改善でありながらも、台車を動かすことでエアーを充填、増圧させ、エアーの力で作業姿勢と重筋作業の問題を改善した事例を紹介します。
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